2022.03.24
セルフリノベーションのメリット・デメリットは?注意点も解説リノベーションのメリットとデメリットは?

近年、社会問題となっている空き家問題や中古マンションの人気上昇という時代背景を理由に、「リノベーション」が注目を集めるようになりました。
リノベーションを取り扱う会社も増え、メリットについては耳にする機会も増えているでしょう。
しかし、リノベーションにはメリットだけではなくデメリットもあります。
メリット・デメリットを知った上で、リノベーションを検討しましょう。
リノベーションをするメリット
中古住宅が新築にも遜色のない姿に変わるリノベーション。
ここ数年で知名度も上がり、一般的にも住まいの選択肢に入るようになりました。
なぜリノベーションの人気に火がついたのでしょうか。
まずは、メリットについて解説します。
自由に設計できる
住まい手のライフスタイルによって住まいの姿は様々です。
リノベーションは元の住まい手の色に染まった住まいが、自分らしい色に染まります。
例えば
・薄暗いリビングを部屋の奥まで陽が差し込む明るいリビングにしたい
・リビングダイニングが見渡せるようにオープン対面のキッチンにしたい
・リビングの一角に仕切りを作って畳コーナーを作りたい
・階段の下のデッドスペースを本棚にしたい
・木をたくさん使った優しい温かみのある部屋にしたい
など、リノベーションは自由に間取りや内装を設計して、自分の理想とする空間をつくることができるのです。
物件の選択肢が増える
住まいを選ぶ時、駅やスーパー、学校が近いなど買い物や通勤・通学に便利な場所に人気は集中します。
例えば都心や駅近で物件を探した場合、新築で間取りや内装に申し分なくても価格が高すぎたり、中古で価格は安いけど内装が古くて生活スタイルにも合わなかったり、探している条件にピッタリ合う物件を見つける事はなかなか難しいです。
しかし、前述したようにリノベーションは内装が条件に満たなくても自分好みに変えられます。
住まいを探す時は住みたいエリアなど譲れない条件がある場合、中古物件+リノベーションを視野に入れる事で物件の選択肢は何倍にも広がります。
新築を建てるよりも費用を抑えられる
新築物件は鍵を回した瞬間から資産価値が下がると言われています。
そのため、一般的には中古物件は新築物件に比べると物件の販売価格が低く設定されています。
【価格相場:3DK以下で比較した場合】
新築戸建て(万円) | 中古戸建て(万円) | |
---|---|---|
足立区 | 4333 | 2889 |
江戸川区 | 4635 | 2689 |
葛飾区 | 4936 | 2631 |
杉並区 | 7376 | 5875 |
墨田区 | 5712 | 3603 |
リノベーションにかける費用相場は750~1250万円の価格帯が多いです。
築年数や物件の状態にもよりますが、リノベーションは新築を建てるよりも費用を抑える事ができます。
リノベーションをするデメリット
リノベーションのデメリットについて、メディアなどで耳にする事はあまりないのではないでしょうか。
デメリットについて理解することで、より満足度の高い住まいを作ることができます。
ここからは、リノベーションのデメリットについて解説します。
住むまでに時間がかかる
リノベーションをする場合、物件を購入してから引き渡しまでに「建物検査・設計・施工」と様々な工程を挟みます。
工事内容や物件の状態によっても前後しますが、リノベーションの場合は物件を購入してから住み始めるまで4カ月~6カ月ほどかかるのが一般的です。
購入する物件がなかなか決まらない場合は、更に長期化する可能性もあります。
内装や間取りなどリノベーションの内容に強いこだわりがある場合は、担当業者との完成後のイメージの擦り合わせがとても重要になります。
そのため、担当業者との入念な打ち合わせが必要不可欠になり、結果として住むまでに非常に時間がかかることがあります。
ローンの金利が高くなりやすい
ローンの種類で支払い額が変わります。
なぜなら、ローンの種類によって金利相場が違うからです。
一般的にリノベーションで使われるローンは次のようになります。
ローンの種類 | 金利相場 |
---|---|
【住宅購入あり】 | ― |
リフォーム一体型住宅ローン | 0.4~2% |
住宅ローン+リフォームローン | 住宅ローン:0.4~2% リフォームローン:2~5% |
【住宅購入なし】 | ― |
リフォームローン | 2~5% |
※金融機関によって取り扱い商品や申し込み条件が異なります
このように、リフォームローンの金利相場は住宅ローンの金利相場より高く設定されているため、ローンの金利が高くなりやすいです。
建物の構造によってできることとできないことがある
マンションも戸建ても壊せる壁と壊せない壁がある事をご存じですか?
実は建物の構造によっては間取の変更に制限がかかることがあります。
主な構造 | 特徴 | |
---|---|---|
戸建て | 木造軸組方法 | 木の柱と梁で軸組し筋交いで補強 |
2×4工法 | 天井・壁・床の面で支える | |
プレハブ工法 | 天井・壁・床の面で支える | |
マンション | ラーメン構造 | 柱や梁で長方形を構成 |
壁式構造 | 耐力壁(面)で支える |
このように、「柱と梁を組み立てる構造」と「面で支える構造」があります。
特に、建物を面で支える2×4工法・プレハブ工法・壁式構造は、耐震や耐久性の問題などから壁を壊せない場合があるため注意が必要です。
まとめ
リノベーションは、メリット・デメリットを理解した上でのプランニングが大事だと思われた方も多いのではないでしょうか。
入居タイミングをライフイベントに合わせたい、ローンの金利を低く抑えたい、間取りを変更したい場合など、いずれも入念な計画が必要です。
今は検索をすれば誰でも情報の入手ができる時代です。
しかし、信頼と実績のある専門業者は持っている情報量も経験値も桁違いです。
親身になって色々な角度からアドバイスをくれる専門業者に任せるのが成功への近道でしょう。
運営者情報
- 運営会社
- 株式会社 REIWAクリエイト
- 住所
- 〒812-0016福岡県博多区博多駅南2丁目3-26
- お問い合わせ
- 092-409-9970
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