2022.03.18
リノベーション会社の選び方は?自分に合った会社選びをセルフリノベーションのメリット・デメリットは?注意点も解説

「セルフリノベーション」という言葉を聞いたことがありますか?
セルフリノベーションとは、業者に依頼せず、自分たちでリノベーション工事をすることです。
近年マイホームを選ぶときに、中古物件を購入してセルフリノベーションしたいと考える人が増えています。
しかしセルフリノベーションには、メリットだけではなくデメリットもあるため、両方を知ったうえで判断することが大切です。
今回は、セルフリノベーションのメリット・デメリットを、押さえておくべき注意点とあわせて紹介します。
セルフリノベーションのメリット
セルフリノベーションには、以下のようなメリットがあります。
・費用の削減
・工期が自由
・スキルを習得できる
それぞれどのような内容か解説します。
費用の削減
セルフリノベーションすると、費用を削減できるのがもっとも大きなメリットです。
リノベーションを業者に依頼した場合、材料費だけでなく、設計費や職人の人工、施工管理費などがかかります。
一方自分たちでセルフリノベーションするのであれば、必要になるのは材料費と工具代、廃材の処分費用などだけです。
リノベーションの規模にもよりますが、場合によっては数十万〜数百万円ものコストダウンに繋がります。
工期が自由
セルフリノベーションでは、工期も自分たちで自由に決められます。
業者に依頼すると、あらかじめ工期が決められて、スケジュール通りに進んでいきます。
一見そのほうがいいように思えますが、途中で「やっぱり違う壁紙に変更したい」と思ったとしても、予定通りに進まなくなるので希望をかなえられないケースがでてきます。
その点セルフリノベーションでは、自分たちのペースでじっくり工事を進められるのがメリットです。
工期が決まっていないから、気に入らなければやり直したり、プランを変更したりするのも自由です。
ただし、工期が決まっていないぶん、ダラダラ工事を続けてしまいがちです。
「年末までには終わらせて、新しい部屋で新年を迎える」「子どもが生まれるまでに、子ども部屋を用意する」など、目標を決めて取り組むのがおすすめです。
スキルを習得できる
マイホームをセルフリノベーションすると、DIYに必要なスキルや知識を習得できるのもメリットです。
セルフリノベーションでは、電動ドリルやノコ、サンダーといったいろいろな工具を使います。
さらにクロスをシワにならないように貼ったり、ペンキを下地から塗ることを覚えたり。
これまで経験したことがない作業を、自分たちで調べながら進めていくのです。
最初はうまくいかなくても、だんだんできるようになり、自分たちの経験として積み上がっていきます。
家の構造や建材への理解が深まり、ちょっとした修繕なら楽々こなせるようになるでしょう。
セルフリノベーションのデメリット
自分たちの自由に進められる、コストを抑えて施工できるなど、メリットが多いセルフリノベーションですが、以下のようなデメリットもあります。
・モチベーションが必要
・仕上がりの質に差がでやすい
・作業範囲に限界がある
それぞれどのような内容か、チェックしましょう。
モチベーションが必要
セルフリノベーションするには、強いモチベーションが必要です。
セルフリノベーションは、ちょっとした日常大工とは違い、完成するのに長い時間がかかります。
リノベーションの規模にもよりますが、業者に依頼すると1か月で終わる工事でも、自分たちでおこなうと、毎日作業したとしても早くても3〜4か月は要します。
仕事が終わってからの時間や週末しか作業できないとなると、長ければ半年〜1年以上かかることもあるでしょう。
セルフリノベーションでは、それだけの長期間、工事中の家に住み続けてでもやり遂げたいといった、強いモチベーションがいるのです。
仕上がりの質に差がでやすい
セルフリノベーションした場合、仕上がりの質に差がでやすいのもデメリットです。
日曜大工が得意、建築会社で働いたことがあるといった人は別にして、はじめてDIYでセルフリノベーションする場合、業者が仕上げたようなクオリティに仕上げるのは困難でしょう。
クロスを貼ってもシワになったり、タイルが凸凹になったりといった仕上がりになることは十分に考えられます。
どんな仕上がりであっても、自分たちでリノベーションした満足感から愛着がわくものです。
しかし、第三者から見るときれいに見えない可能性もあります。
費用を安く抑えても、満足のいく仕上がりにならない可能性があることは、頭に置いておきましょう。
作業範囲に限界がある
セルフリノベーションには、作業範囲に限界があることもデメリットです。
まったくの初心者である場合でも、壁紙を貼りなおしたり、外壁を塗装しなおしたりといった作業なら問題なくこなせます。
ちょっと器用な人であれば、フローリングをはがして新しいものに張り替えるぐらいもできるでしょう。
しかし、フローリングの下地からすべてやり直したり、間仕切り壁を撤去して間取りを変更したりといった、大がかりなリノベーションはDIYでは難しくなります。
とくに間取りの変更は、抜いていい壁とだめな壁の見極めが必要です。
知らずに壁を取り払ってしまうと、家自体の強度にかかわる大きな問題が発生しかねません。
また、水回りを移動するような、電気やガス、水道設備にかかわる工事は有資格者でないとできません。
セルフリノベーションでは、自分たちでできる範囲とプロに任せる部分を見極めることが大切です。
セルフリノベーションをする際の注意点
メリット・デメリットを理解したうえで、セルフリノベーションをすると決めたときには、以下の2つの注意点を確認しておきましょう。
・作業可能範囲を確認する
・騒音問題への対処をする
それぞれ順番に解説します。
作業可能範囲を確認する
リノベーションする住宅が、自分たちが所有する戸建てであるなら自由に改修しても問題はありません。
しかし、分譲マンションなどの場合には、作業できる範囲に制限がある点には注意が必要です。
マンションは、共有部分と専有部分に分かれています。
そのうちリノベーションできるのは、自分たちが専有している部分に限られます。
たとえば壁紙や床材の変更はできますが、玄関ドアの外側や窓サッシは共用部分に該当するため、たとえ色や仕様が気に入らなくても自由に変更できません。
また、古いマンションでは、水回りの移動ができない構造になっていることもあります。
セルフリノベーションするときには、どこまでが作業可能範囲なのか、管理規約で確認したうえで、管理組合から工事の許可を得ることが大切です。
騒音問題への対処をする
働きながらセルフリノベーションするときや、短期間で工事を終わらせたいと考えた場合、夜間や週末、祝祭日などに作業することもあるでしょう。
しかし、そういったリラックスして過ごす時間帯や曜日に、大きな機械音が響くような工事をすると、近隣の迷惑になります。
どうしても夜間や週末に工事が必要になるときには、クロスを貼る、ペンキを塗るなど、できるだけ騒音を発しない作業を中心に進めましょう。
またセルフリノベーションする前には、近隣の住民へ挨拶にうかがい、大まかな作業時間やスケジュールを伝えておくことが大切です。
まとめ
セルフリノベーションには、費用を抑えられる、工期を決めなくていいといったメリットがあります。
一方、作業範囲に限界があり、仕上がりの質に差がでやすいなどのデメリットも見落とせません。
リノベーションを考えるときには、どこまで自分たちで対応できるかを見極めて、できない部分に関しては、安心できる専門業者に任せるのがおすすめです。
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